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みなさん、こんにちは。
この記事では、2025年2月に韓国で発売されたSamsungの最上位スマートフォン「Galaxy S25 Ultra」について、韓国の専門メディアやユーザーコミュニティがどう評価しているかを日本語でまとめます。ポジティブな評価だけでなく、S Penの仕様変更やRAM問題など「韓国でも物議を醸した点」もしっかり紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
韓国現地の情報
韓国メディアはどう見たか
韓国の有力テックメディアIT동아の南時現記者は、Galaxy S25 Ultraについて「一見、些細な変化のように見えたが、多くのことが変わった。性能面ではiPhoneすら超えた」と総評しています。Snapdragon 8 Elite for Galaxyの搭載によってGalaxy S25 UltraがiPhone 16 Proを上回る性能を記録したことが確認されたとも報告しており、Androidスマートフォンとして歴史的な性能逆転と位置づけています。
一方で「外観・デザインに大きな変化はなく、変化を体感しにくい面もある」とも指摘しつつ、「真の変化は内部のソフトウェアとハードウェアにあり、その差は一般ユーザーも十分感じられるレベルだ」とフォローしています。
전자신문(電子新聞)は「デザインに大きな変化を与えず、AIパフォーマンスの実現に重点を置いた。S24シリーズがAIスマートフォン商用化の口火を切ったとすれば、S25はAIスマートフォンの大衆化を牽引する主役になるだろう」と総括しています。
뉴데일리 비즈は海外メディアの評価も引用していて、英国のTechRadarが「市場で最も完全にAIが準備されたモバイルパッケージ」と称賛したこと、オランダのSamMobileが「Galaxy S25 Ultraの性能が”怪物”であることは否定できない。カメラからバッテリー、ビルドクオリティに至るまで、この価格帯で追随するのが難しいパッケージを完成させた」と報じたことを紹介しています。
AI特化メディアのAI타임스はやや辛口で、「AI機能についてはまだ印象的ではないという評価が主流」と報じており、「2025年以降にGalaxy AIが有料化された場合、お金を払ってまで使う価値があるかは疑問」という声も紹介しています。
ユーザーコミュニティの反応
나무위키(ナムウィキ)やDC인사이드などのコミュニティでは、販売実績への驚きとともに、スペックに対する批判が入り混じっています。Samsung公式の発表によれば、1月24日〜2月3日の予約販売だけで130万台を記録し、前作S24シリーズの121万台という最多記録をわずか1年で塗り替えました。さらに出荷21日目(2月27日)には国内一般販売100万台を達成。これは前作S24より1週間早く、Galaxy Note10が持っていた歴代最速記録(25日)を4日上回る快挙です。
SamMobileの報道によると、韓国本国だけでわずか6ヶ月で300万台以上を販売し、S24シリーズより2ヶ月早く300万台を達成したとのことです。
主要スペック一覧
Samsung 대한민국公式スペックページをもとに整理しました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ディスプレイ | 6.9インチ Dynamic AMOLED 2X、QHD+(3120×1440)、最大120Hz |
| プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy(3nm、最大4.47GHz) |
| RAM | 12GB(標準)/ 16GB(Samsung.com専用モデル) |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB |
| メインカメラ | 200MP(f/1.7)+ 50MP超広角(f/1.9)+ 50MP望遠5倍(f/3.4)+ 10MP望遠3倍(f/2.4) |
| フロントカメラ | 12MP |
| バッテリー | 4,855mAh(公称)/ 5,000mAh(実効) |
| 充電 | 45W有線 / 15W無線 / 4.5W逆充電 |
| OS | Android 15 / One UI 7(7年サポート) |
| 重量 | 218g(前作比14g軽量化) |
| 防水 | IP68 |
| S Pen | 内蔵(Bluetooth機能なし) |
| 接続性 | 5G、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC、UWB |
韓国国内出荷価格(2025年2月発売時)
뉴데일리 비즈の報道などをもとにまとめました。
| モデル | ストレージ / RAM | 出荷価格(ウォン) | 円換算目安 |
|---|---|---|---|
| Galaxy S25 Ultra | 256GB / 12GB | 1,698,400ウォン | 約18.7万円 |
| Galaxy S25 Ultra | 512GB / 12GB | 1,841,400ウォン | 約20.3万円 |
| Galaxy S25 Ultra | 1TB / 12GB | 2,127,400ウォン | 約23.4万円 |
| Galaxy S25 Ultra | 1TB / 16GB | 2,249,500ウォン(Samsung.com専用) | 約24.7万円 |
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韓国で議論になった主な懸念点
韓国コミュニティでは高評価と同時に、いくつかの問題点も広く議論されています。
- S Pen Bluetoothの削除: 今作からS PenのBluetooth機能が完全に削除され、Active S Penとしての機能がなくなりました。これを「実質的な機能ダウングレード」と見るユーザーも多く、批判の声が少なくありません。
- RAM 12GB問題: 標準モデルは12GB RAMで固定されており、「7年サポートをうたいながらRAMをケチっている」との批判が根強く、韓国の世論は非常に否定的だったと報告されています。
- カメラセンサーの据え置き: 超広角カメラの画素数は向上しているものの、後面カメラのメインセンサーは前作から据え置き。「Galaxy S24s」「Galaxy S24.1」という蔑称が海外で使われるほど、ハードウェア進化への不満もありました。
- カメラリングの浮き問題: カメラリング下部に構造上の隙間があり、ゴミが入り込む可能性があると指摘されています。
- ディスプレイの目の疲れ問題: 国内外コミュニティでGalaxy S25シリーズ使用時に目の刺激を感じる事例が報告されており、原因はまだ特定されていないとのことです。
日本現地からの評価
私が今回のレビューを読んでいて最も気になったのは、「RAMが12GBのまま」という点です。エンジニア視点でいうと、One UIというのは正直メモリをかなり食うOSで、さらにオンデバイスAI処理を積極的に走らせようとしているわけです。それを7年間サポートするという話なのに、標準モデルを12GBに据え置いたのは、長期利用を本気で想定しているのかという疑問が生まれます。韓国コミュニティで「世論が非常に否定的」だったというのも頷けます。
S Pen Bluetoothの削除は、日本市場でも影響が大きいと思っています。Galaxy NoteシリーズからUltraラインに引き継がれてきた「スタイラスでリモート操作できる」という体験は、プレゼンや自撮り、楽器演奏動画など日本でも愛用者が多かった機能です。「書けるだけのペン」に戻ったことで、差別化の柱が一本折れた印象を受けます。
一方で、Snapdragon 8 Eliteの全モデル搭載と7年のソフトウェアサポートは素直に評価できます。日本ではキャリア購入後に長く使い続ける方が多く、OSサポートの長さは実際の購買動機につながりやすい。2032年まで更新が続くというのは、iPhoneと並べても遜色のない水準です。
超広角カメラの50MPへの引き上げも注目ポイントで、風景写真や建物、料理など広角で切り取りたいシーンでの画質向上は日常ユーザーにとって恩恵が大きい。AI ProVisual Engineによる低照度動画の改善も、夜間の外出先やイベント会場での撮影が多い方にはプラスに働くでしょう。
Galaxy AIの有料化リスクについては、日本ユーザーも注意が必要です。AI타임스が指摘したように、現在は無料提供されているGalaxy AIが将来有料化した場合、「AIを前提に選んだスマホ」という位置づけが揺らぐ可能性があります。これはGalaxy S25 Ultraに限らず、AI機能を売りにする全スマートフォンに共通する課題ですが、購入前に把握しておきたい視点です。
韓国での販売実績(6ヶ月で300万台超・歴代最速ペース)は、数字として非常に印象的です。ただ、韓国はSamsung本国かつキャリアの販促も強烈なので、日本市場の参考指標としてそのまま使うのは少し割り引いて見る必要があります。それでも「不満の声がありながら爆売れした」という事実は、トータルパッケージとしての完成度が高いことを示しているとも言えます。
まとめ
Galaxy S25 Ultraは、Snapdragon 8 Elite搭載・超広角50MPカメラ・7年サポートという強力な武器を持ちながら、S Pen Bluetoothの削除・12GB RAMへの据え置き・カメラセンサーの刷新なしという不満点も抱えた、典型的な「進化か停滞か議論が割れるフラッグシップ」です。
韓国メディアの総評を借りれば「AIスマートフォン大衆化の旗手」。CPU性能でiPhoneを超え、長期サポートで安心感を提供する反面、ハードウェアのアップグレードが最小限にとどまったという評価が現地では共存しています。
日本で購入を検討している方は、長く使いたい・カメラ重視・Androidの最高峰が欲しいという方には有力な選択肢になりますが、S Penをフル活用したい・16GB RAMが欲しい・デザインや外装に新鮮さを求める方には少し物足りなさを感じる可能性があります。
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