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Galaxy Tab A9+ レビュー2023|スペック・性能・コスパを徹底解説
みなさん、こんにちは。スワローインキュベート代表の大野寿和です。
Galaxy Tab A9+は、2023年に登場したSamsungのミドルレンジタブレットとして、コストパフォーマンスの高さが光る一台です。
「Galaxyタブレットは気になるけど、S9シリーズは値段が高くて手が出ない……」という方に、ぜひ知っておいてほしい選択肢がこのA9+です。11インチの大画面、Snapdragon 695 5Gチップ、4スピーカー搭載と、普段使いに必要なスペックをしっかり押さえながら、価格を大幅に抑えた設計になっています。
今回は公式スペックと韓国テックメディアの評価をもとに、Galaxy Tab A9+の実力を徹底的に分析・考察していきます。
Galaxy Tab A9+の概要|どんな人向けのタブレット?
Galaxy Tab A9+は、2023年8月にSamsungが発表・発売したAndroidタブレットです。韓国国内では「갤럭시 탭 A9+(ギャラクシータブエーナインプラス)」として発売され、韓国テックメディアの「ITworld 한국」や「The Guru」でも「입문용 태블릿의 새로운 기준(エントリータブレットの新しい基準)」として評価を受けました。
Samsungのタブレットラインナップはざっくり以下のように分かれます。
- Galaxyシリーズ最上位:Tab S9 Ultra / S10 Ultra(プロ・クリエイター向け)
- ハイエンド〜ミドルハイ:Tab S9+ / S10+
- ミドルレンジ:Tab A9+(今回の主役)
- エントリー:Tab A9
A9+はその中でも「価格を抑えながら11インチの大画面と4スピーカーを確保した、動画視聴・Web閲覧・軽作業に最適な一台」というポジションです。
Galaxy Tab A9+のスペック詳細
エンジニア目線で重要な部分を中心に、スペックを表で整理します。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ディスプレイ | 11インチ TFT LCD(2000×1200、WUXGA+) |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| チップセット | Qualcomm Snapdragon 695 5G(6nm) |
| CPU | Kryo 660(オクタコア、最大2.2GHz) |
| GPU | Adreno 619 |
| RAM | 4GB / 8GB |
| ストレージ | 64GB / 128GB(microSDXC対応) |
| バッテリー | 7040mAh |
| 充電 | 25W急速充電(USB-C) |
| カメラ(背面) | 800万画素 |
| カメラ(前面) | 500万画素 |
| スピーカー | 4スピーカー(Dolby Atmos対応) |
| OS | Android 13(One UI 5.1) |
| サイズ | 257.0 × 168.7 × 6.9mm |
| 重量 | 480g |
| カラー | グレー、シルバー、ネイビー |
| 5G対応 | あり(モデルによる) |
チップセット「Snapdragon 695 5G」を深掘り
A9+に搭載されているSnapdragon 695 5Gは、Qualcommが2021年末に発表したミドルレンジ向けSoCです。製造プロセスはSamsung製6nmプロセスで製造されており、前世代(Snapdragon 690の8nm)から大幅に効率化されています。
エンジニア的に注目すべきポイントは以下の3点です。
- 6nmプロセスによる電力効率の向上:バッテリー容量7,040mAhと合わさることで、動画視聴なら8〜10時間程度の連続使用が期待できます
- Adreno 619 GPU:軽量なゲームや動画再生には十分な性能。4K動画のデコードにも対応
- 5G Sub-6GHz対応:Wi-Fiモデルとは別に5Gモデルが用意されており、外出先でも高速通信が可能
ただし、正直に言うと重い3Dゲームや高度なマルチタスクには不向きです。あくまでも「普段使い特化」の設計と理解した上で選ぶべきチップです。
ディスプレイはLCDであることに注意
上位モデルのGalaxy Tab S9シリーズがAMOLED(有機EL)を採用しているのに対し、A9+はTFT LCDです。
LCDはAMOLEDに比べて黒の締まりや色鮮やかさでは劣るものの、屋外での視認性(直射日光下)ではむしろ有利なケースもあります。また、90Hzのリフレッシュレートはこの価格帯では十分なめらかなスクロール体験を提供します。
動画視聴メインで使うなら、Dolby Atmos対応の4スピーカーと合わさって、コンテンツ消費端末としての完成度はかなり高い印象です。
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韓国での評価はどうだったか?
韓国テックコミュニティ(클리앙、뽐뿌など)やレビューメディアの反応をまとめると、大きく以下の評価に分かれていました。
好評だった点
- 가성비(コスパ)が高い:この価格帯でDolby Atmos対応4スピーカーは評価が高かった
- 11인치 화면(11インチ画面):大画面でOTT(NetflixやYouTube)視聴に最適
- microSD対応:最近のスマートフォンではmicroSDスロットが省かれる傾向があるため、タブレットで使えるのは利点として挙げる声が多かった
- DeXモードへの対応(部分的):Samsung独自のPC風UIも活用できる
惜しい点として指摘されていた部分
- AMOLEDではなくLCD:同価格帯の競合製品(Xiaomi Pad 6など)がAMOLEDを採用しているため、「왜 LCD야?(なんでLCDなの?)」という声は少なくなかった
- Sペン非対応:上位のSシリーズにはSペンが使えるため、手書きメモやイラスト制作を期待していた層からは不満の声も
- カメラ性能は最低限:800万画素の背面カメラはタブレットとしては標準的ですが、「記録用以上は期待しないほうがいい」という評価が多数
日本市場での位置付け
日本では主にAmazonやSamsung公式サイト、家電量販店で流通しています。特にWi-Fi + 8GB / 128GBモデルが人気で、学習用タブレットや動画視聴用として購入する方が多い印象です。
Galaxy Tab A9+の用途別おすすめ度
| 用途 | おすすめ度 | コメント |
|---|---|---|
| 動画視聴(Netflix・YouTube) | ★★★★★ | 4スピーカー+11インチで最高の環境 |
| Web閲覧・SNS | ★★★★☆ | 普段使いに十分 |
| 軽いゲーム | ★★★★☆ | 軽量ゲームなら快適 |
| 重い3Dゲーム | ★★☆☆☆ | Snapdragon 695は荷が重い |
| 手書きメモ・イラスト | ★★☆☆☆ | Sペン非対応が痛い |
| 仕事・ビジネス用途 | ★★★☆☆ | DeX対応だが本格利用には上位モデルを |
| 子どもの学習用 | ★★★★★ | 価格・画面サイズ・耐久性のバランスが◎ |
Galaxy Tab S10+との違い|上位モデルと比較すると?
「せっかくならGalaxy Tab S10+を買うべき?」と迷っている方のために、簡単に違いを整理しておきます。
| 比較項目 | Tab A9+ | Tab S10+ |
|---|---|---|
| チップ | Snapdragon 695(6nm) | Exynos 2400 / SD 8 Gen 3(3nm) |
| ディスプレイ | LCD 90Hz | Dynamic AMOLED 120Hz |
| Sペン | 非対応 | 同梱 |
| DeX | 対応(制限あり) | フル対応 |
| 価格目安 | 約3〜4万円 | 約10〜14万円 |
価格差は約3〜4倍。「動画視聴や軽いWeb閲覧がメインで、予算を抑えたい」という方にはA9+で十分です。一方、Galaxy Tab S10+の詳細レビューも参照しながら、クリエイティブ用途や仕事で本格活用したい方は上位モデルも検討してみてください。
Galaxy Tab A9+はこんな人におすすめ
これまでの分析をふまえて、A9+が「刺さる人」を整理します。
こんな方に特におすすめです:
- 子どもの学習用・動画視聴用として1台用意したい方
- Netflixや動画サービスをメインに使いたい方
- タブレット入門として5万円以下で買いたい方
- microSDカードでストレージを拡張したい方
- 4スピーカーのある大画面でYouTubeやアニメを楽しみたい方
逆に、こんな方には向きません:
- Sペンを使った手書きメモ・イラストをしたい方
- 重い3Dゲームやマルチタスクを快適にこなしたい方
- 仕事でDeXフル活用を考えている方
- AMOLEDの鮮やかな表示にこだわりたい方
まとめ|Galaxy Tab A9+は「コンテンツ消費特化」のコスパ優秀タブレット
Galaxy Tab A9+は、「高性能でなくていいから、大画面・大音量で動画が楽しめるタブレットがほしい」というニーズにドンピシャで応える製品です。
Snapdragon 695という選択は確かにパワー不足を感じる場面もありますが、6nmプロセスによる電力効率と7,040mAhの大容量バッテリーの組み合わせは、日常的な使用では十分に機能します。韓国テックコミュニティでも「가성비 최고(コスパ最高)」の評価を得ており、その立ち位置は日本市場でも変わらないと言えるでしょう。
ただし、AMOLEDではないLCDディスプレイとSペン非対応という点は、用途によっては大きなデメリットになりえます。「仕事や創作に使いたい」「もっと高性能なGalaxyタブレットを使いたい」という方は、Galaxy Tab S10+のレビュー記事もぜひあわせてご覧ください。
普段使い・動画視聴・子どもの学習用途なら、Galaxy Tab A9+は間違いなく「買い」の一台です。

