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LG CLOi’d(クロイド)とは?機能・デザイン・特徴を徹底まとめ
みなさん、こんにちは。スワローインキュベート代表の大野です。
LGのホームロボット「CLOi’d(クロイド)」が、世界3大デザイン賞のひとつであるレッドドットデザインアワード2026を受賞したと、韓国テックメディアのZDNet Koreaが2026年5月3日に報じました。
結論から言うと、CLOi’dは「家庭向けロボティクス×デザイン性」を両立させたLGの本気製品です。同社はすでにiF デザインアワード2026でも26賞を獲得しており、CLOi’dはその双方で評価を受けた注目の一台です。
韓国語の現地記事を直接読んで情報を整理しましたので、日本ではまだ詳しく紹介されていないポイントも含めて解説していきます。
LG CLOi’dとは何か?「CLOi」シリーズの文脈から理解する
LG電子の「CLOi(クロイ)」は、2017年のCESでデビューして以来、ホテル・空港・病院などの業務用ロボットとして展開されてきたブランドです。配膳ロボット・案内ロボット・清掃ロボットなど、B2Bユースケースで実績を積んできました。
今回の「CLOi’d」は、その名前にアポストロフィと「d」が付いています。この「d」は「domestic(家庭用)」 を意味すると見られており、業務用CLOiシリーズを家庭向けに再設計したモデルとして位置づけられています。
つまり、「業務用ロボットのノウハウを家庭に持ち込む」 というのがCLOi’dのコンセプトです。
レッドドットデザインアワード2026受賞の意味
今回CLOi’dが受賞したレッドドットデザインアワード(Red Dot Design Award)は、ドイツ・デザインツェントルム・ノルトラインヴェストファーレンが主催する国際的なデザイン賞です。iF デザインアワード、米国のIDEAと並んで「世界3大デザイン賞」と称されています。
LG電子は今回、27冠を受賞。そのうちの最高位である「Best of the Best」は「LG OLED エボ W6(ワイヤレス壁紙TV)」が獲得していますが、CLOi’dも製品デザイン部門での入賞を果たしています。
受賞製品の一覧(2026年度)
| 製品名 | カテゴリ | 備考 |
|---|---|---|
| LG OLED エボ W6 | ワイヤレス壁紙TV | Best of the Best(最高賞) |
| LG フレンチドア冷蔵庫 | 冷蔵庫 | ゼロクリアランスヒンジ採用 |
| LG 휘센 オブジェコレクション クール | 家庭用エアコン | ─ |
| LG サウンドスイート | ホームオーディオ | ─ |
| LG CLOi’d | ホームロボット | ←今回の注目製品 |
| LG ThermaV | 空気熱源ヒートポンプ(室内機) | ─ |
| SKS シカゴショールーム | 超プレミアムビルトイン家電 | 米シカゴ拠点 |
デザイン賞での評価は「見た目だけ」と思われがちですが、審査基準には機能との統合性・ユーザビリティ・イノベーション性も含まれます。CLOi’dの受賞は「デザインと機能の両立」が審査員に認められた証と言えます。
CLOi’dの主な機能・特徴
現時点でLGが公開している情報および韓国メディアの報道をもとに、CLOi’dの特徴を整理します。
1. 家庭内での自律移動・アシスト機能
CLOi’dは家庭内を自律的に移動し、ユーザーのそばに寄り添うコンパニオン型ロボットとして設計されています。業務用CLOiシリーズで培ったSLAM(同時自己位置推定と地図生成)技術を応用しており、室内マッピングと障害物回避を組み合わせたナビゲーションが可能とされています。
2. スマートホームとの連携
LGのスマートホームプラットフォーム「ThinQ」との統合が前提となっており、他のLG家電(エアコン・冷蔵庫・洗濯機など)との連携制御が想定されています。ロボットがハブとなって家電を操作したり、状態を確認してユーザーに通知するといったユースケースが考えられます。
3. AIによる会話・インタラクション
CLOiシリーズは従来から音声インタラクションを搭載していますが、CLOi’dではLG独自のAIエンジンとの統合が深化していると見られます。感情表現を伴うディスプレイや音声フィードバックにより、ユーザーとの自然なコミュニケーションを実現します。
4. モニタリング・見守り機能
独居高齢者や子どもの見守りを想定したホームモニタリング機能も搭載されているとされています。カメラ・センサーを活用して異常を検知し、スマートフォンに通知するといった活用が可能です。
5. 受賞を後押しした「デザイン」
エンジニア視点でも注目すべきは筐体デザインの完成度です。家庭に置いても「ロボットが来た」という違和感を与えないよう、有機的なフォルム・落ち着いたカラーリング・コンパクトなサイズ感が採用されています。これがデザイン賞審査員の評価を集めたポイントのひとつです。
エンジニア視点:CLOi’dの技術的なポイント
CLOi’dに関して、エンジニアとして気になる技術的な観点を整理しておきます。
SLAMベースのナビゲーション
業務用CLOiで実装されてきたSLAMは、LiDARや深度カメラ・IMU(慣性計測ユニット)を組み合わせた実装が一般的です。家庭向けモデルではコスト削減のため深度カメラ+ビジョンSLAMへの移行が予想されます。Pythonベースの上位アプリケーションとROS(Robot Operating System)のような低レイヤーの組み合わせが典型的な構成です。
エッジAI処理 vs クラウド処理
家庭内のプライバシー保護を考慮すると、音声認識・顔認識などのAI推論をオンデバイス(エッジ)で処理するかどうかが設計上の重要な判断になります。LG ThinQのエコシステムはクラウド連携を前提としていますが、CLOi’dにおいてどのタスクをエッジ処理するかは注目ポイントです。
センサー構成の想定
| センサー種別 | 想定用途 |
|---|---|
| RGB-Dカメラ / 深度センサー | SLAM・障害物回避・ユーザー認識 |
| ToF(飛行時間型)センサー | 近距離の障害物検知 |
| マイクアレイ | 音声認識・音源定位 |
| IMU | 自己位置推定・転倒検知 |
| 赤外線センサー | 近接検知 |
これらは公式スペックとして確定した情報ではなく、CLOiシリーズの既存構成と業界標準から推定した内容です。正式な仕様については今後のLG公式発表を確認することをおすすめします。
日本市場・グローバル展開の現状
2026年5月時点では、CLOi’dの日本での正式販売はアナウンスされていません。韓国国内での展示・発表が先行しており、グローバル展開のスケジュールは今後の発表待ちの状況です。
ただし、LG電子は日本市場にThinQ対応製品を継続的に投入しており、CLOi’dも中長期的に日本展開が検討される可能性は十分あります。
現時点でLGのロボティクス・スマートホーム製品に興味がある方は、ThinQ対応の関連製品から試してみるのが現実的な選択肢です。
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CLOi’dが示すLGの「家庭向けロボット」戦略
LGがCLOi’dに注力する背景には、少子高齢化社会への対応という明確な戦略があります。韓国は日本と同様に高齢化が進む社会であり、独居高齢者の見守り・生活サポートというニーズは国内外で急速に高まっています。
また、コロナ以降の「在宅時間の増加」によりホームロボットへの関心が世界的に高まったことも追い風です。Amazonの「Astro」、Samsungの「Ballie」など、テックジャイアントが家庭用ロボットに参入するなか、LGはCLOiブランドのB2B実績を持つ「経験者」として差別化を図っています。
デザイン賞の連続受賞は、単なる見た目の話ではなく、「家庭に受け入れられるロボット」を作るための設計思想への評価と理解するべきでしょう。
まとめ
LGのホームロボット「CLOi’d(クロイド)」について、レッドドットデザインアワード2026受賞を機に、機能・技術・戦略的背景を整理しました。
ポイントをまとめると:
- CLOi’dはLGのB2B実績を持つ「CLOi」ブランドの家庭向けモデル
- レッドドットデザインアワード2026で受賞。同年のiF アワードと合わせてデザイン面でのグローバル評価が確立
- 自律移動・スマートホーム連携・AI会話・見守り機能が主な特徴
- SLAMやエッジAIなどロボティクスの標準技術を家庭向けに最適化した構成と推定される
- 日本での正式販売は2026年5月時点で未発表。今後の展開に注目
韓国メーカーのロボティクス分野への本格参入という観点でも、CLOi’dは要注目の製品です。引き続き現地情報をウォッチして、新情報が入り次第アップデートしていきます。
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参考情報
本記事は以下の情報を参考に執筆しました。
