LG Gram 17 2026年モデルを韓国メディア・ユーザーの評価から徹底解説

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みなさん、こんにちは。

この記事では、LG Gram 17の2026年モデルについて、韓国現地のメディア・価格比較サイト・コミュニティの情報をもとに、スペック・評判・懸念点を日本語でまとめます。「超軽量17インチノートPCを探している」「韓国の本音の評判が気になる」という方はぜひ読み進めてください。


韓国現地の情報

CES 2026で発表された新世代Gram

LG電子公式ニュースルーム(live.lge.co.kr)によると、2026年型LG GramはCES 2026で正式発表されました。今世代の最大トピックは、新素材「エアロミニウム(Aerominum)」の採用です。マグネシウムとアルミニウムの合金であるこの素材は、軽さを維持しながらスクラッチ耐性を35%以上向上させているとのこと。16インチGram Proで本体重量わずか1,199gという数値は驚異的です。

また、LG AI研究院が独自開発した大規模言語モデル「EXAONE(エクサウォン)3.5」を搭載し、文書要約・検索・翻訳などのオンデバイスAI機能と、MicrosoftのCopilot+ PC対応の「マルチAI」を組み合わせた体験を提供するとしています。

韓国コミュニティ・価格比較サイトの反応

韓国最大の価格比較サイトDanawa(다나와)では、LG Gram Pro AI 17(17Z90TP-GA5CK)がレビュー999件以上・評価5.00という非常に高いスコアを獲得しており、韓国ユーザーからの満足度は高水準です。

一方、百科事典型コミュニティのナムウィキ(namu.wiki)では、「1kg未満の軽さと上品なデザインが好評」としつつも、タッチパッドの位置が右側に偏りすぎているという問題が長年にわたって指摘されていると記載されています。数字キーを搭載した15インチ以上のモデルで特に深刻で、タイピング中に右手のひらがタッチパッドに触れて誤動作しやすいとのことです。

フォーラムサイトエフエムコリア(fmkorea)などのコミュニティには、「また値上がりした」「GramはもうMacBookより高い。Windowsノートはもう買わない」といったコメントも散見されます。最上位モデルが354万ウォン(約20万円)という価格帯に達していることへの不満が根強いようです。

購入ガイドブログfacilitye.krは「2026 Gramは”軽いノートPC”で終わったのではなく、耐久性・AI体感・ラインナップ多様化により、購入基準が完全に変わった世代だ」と高く評価しています。ただし同時に「ラインナップが複雑で、モデルを間違えると高いだけで体感が出ない」とも警告しており、購入前のモデル選びが重要だと述べています。

グローバル専門誌NotebookCheckは、17インチモデルのディスプレイが60Hz・350ニット止まりのIPSパネルであることを批判。同じGram Proでも16インチモデルがOLEDを採用しているのに対し、17インチはLCDどまりという格差が指摘されています。

Tom’s GuideはCES 2026でのハンズオンレビューで「RTX GPUを搭載した世界最軽量の17インチラップトップとして注目。仕事もしながらゲームも楽しみたいオフィスワーカーに思わぬヒット作になり得る」と評価しています。

またNews1(뉴스1)の実使用レビューでは「航空素材を使用した超軽量設計で、バッファなく高画質映像視聴やゲームも可能。AIチャット機能が目を引く」と報告されています。


主要スペック比較表

項目 Gram 17(17Z90U) 標準モデル Gram Pro 17(17Z90TP) Gram Pro 17 RTX(17Z90TR)
ディスプレイ 17インチ WQXGA(2560×1600)IPS LCD 60Hz 17インチ WQXGA IPS LCD 60Hz 17インチ WQXGA IPS LCD
CPU Intel Core Ultra 5 325 / Ultra 7 355 Intel Core Ultra 7 355 (Panther Lake S3) Intel Core Ultra 7
GPU Intel Graphics(内蔵) Intel Graphics(内蔵) NVIDIA GeForce RTX 5050(GDDR7 8GB)
RAM 16〜32GB LPDDR5X(オンボード固定) 32GB LPDDR5X(固定) 32GB(固定)
ストレージ 256GB〜512GB NVMe SSD 512GB〜1TB NVMe SSD 512GB〜
バッテリー 77Wh(最大27.5時間) 77Wh(最大25.5時間) 77Wh(GPU使用時8〜12時間)
重量 1.379kg 1.379kg 約1.74kg(RTX 17インチ世界最軽量)
AI Copilot+ PC・NPU 49TOPS・EXAONE 3.5 同左 同左
主な端子 Thunderbolt 4×2・USB 3.2×2・HDMI 同左 同左
OS Windows 11 Home Windows 11 Home Windows 11
韓国販売価格 約198万〜254万ウォン(約11〜14万円) 約254万〜272万ウォン(約14〜15万円) 約313万〜325万ウォン(約17〜18万円)
日本参考価格 約34万9,800円〜 約37万6,300円〜

日本現地からの評価

「超軽量」は本物か?エンジニア視点で気になる点

私が最初に注目したのは、エアロミニウムという新素材の話です。マグネシウム合金自体はThinkPadなど他のノートPCでも使われてきた実績ある素材ですが、LGはそこにアルミニウムを掛け合わせてスクラッチ耐性を35%以上改善したと言っています。実機の検証データがまだ少ないので断言はできませんが、素材レベルでの改良というのはメーカーが得意とするブラッシュアップの典型で、好意的に受け止めています。

一方、エンジニア視点で少し引っかかるのがRAMのオンボード固定です。16〜32GBで固定というのは、購入時点でメモリ容量を正しく選ぶ必要があるということ。AI処理やローカルLLMを走らせるユースケースを考えると、将来的に「32GBでは足りない」と感じる可能性もゼロではありません。購入時は32GB一択と考えておいたほうが無難です。

ディスプレイの60Hzは日本ユーザーに受け入れられるか

日本でも17インチの大画面ノートPCを選ぶ方の多くは、映像制作・写真編集・ビジネス資料作成といった用途が主流だと思います。その意味では60Hzのリフレッシュレートはさほど問題にならないケースも多い。ただし、350ニットの輝度は屋外での使用や明るいオフィス環境では物足りなさを感じる場面が出てくるでしょう。NotebookCheckが批判するのも頷けます。

16インチGram ProがOLEDを採用しているのに、なぜ17インチはLCDのままなのか——これはおそらくバッテリー持続時間と重量のバランスを優先した設計判断だと推測されますが、同じProブランドを名乗る製品間でのパネル格差は正直わかりにくいですね。

価格面:韓国では「高い」日本では「さらに高い」

韓国のコミュニティでは「GramはもうMacBookより高い」という声が出ていますが、日本市場の価格を見るとさらに状況は厳しくなります。NotebookCheck情報によると、Core Ultra 5モデルで約34万9,800円から、Core Ultra 7モデルで約37万6,300円からという参考価格が示されており、これはMacBook Airの上位モデルとガチンコで競合する価格帯です。

軽さ・バッテリー・AI機能という三拍子でどこまでWindowsを使い続けたい理由をユーザーに提供できるか、というのがGramの正念場だと感じています。

gram LinkによるLGエコシステム連携は日本で刺さるか

韓国ではLGのTV・モニター・プロジェクターが普及しているため、gram LinkによるLGデバイス間の連携強化は訴求力があります。ただし日本ではLG製品のシェアが韓国ほど高くないため、このエコシステム連携のメリットを最大限享受できるユーザーは限られるのではないかというのが私の正直な見立てです。単体のノートPCとしての完成度で勝負することになるでしょう。

タッチパッド問題:17インチを検討するなら要注意

ナムウィキで長年指摘されているタッチパッドの右偏り問題は、2026年モデルでも解消されていないとのこと。17インチにはテンキーが付いているモデルが多く、その分タッチパッドが中央からずれやすいという構造的な問題です。日本での購入を検討されている方は、実機確認できる機会があれば必ずタイピングしてみることをおすすめします。


まとめ

2026年型LG Gram 17は、「超軽量の17インチ大画面ノートPC」という唯一無二のポジションを守りながら、エアロミニウムによる耐久性向上とEXAONE AIによる付加価値を加えた、完成度の高い世代だと言えます。

こんな方に向いています:
– 持ち運びを最優先する17インチ大画面ユーザー
– オンデバイスAI・Copilot+ PCを試してみたい方
– RTX搭載で軽量なクリエイティブ向けPCを探している方(Gram Pro 17 RTX)

一方で注意が必要な方:
– 高輝度・高リフレッシュレートのディスプレイにこだわる方
– RAMを後から増設したい方
– テンキーのタッチパッド位置が気になりやすい方

韓国現地での総合評価は高い一方で、価格上昇・タッチパッド問題・ディスプレイのスペック不足への不満は根強く残っています。日本市場ではさらに円換算で割高感が出ますので、予算とユースケースをしっかり整理してから検討することをおすすめします。


参照情報源

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東京外国語大学 朝鮮語専攻卒。韓国語歴26年、ダナワ・퀘이사존・인벤など韓国テックメディアを日常的に読んで一次情報を収集。株式会社スワローインキュベート代表。AIエンジニアとして顔認証・なりすまし判定システムをC++/Pythonで開発。趣味は自作PCで、複数台を一から組み上げた経験を持ち、社内稼働中のデスクトップはすべて自作。Samsung・LG・Galaxyなど韓国テック製品を、現地の声・エンジニアの目線・自作PCユーザーの実感で深掘りします。

大野 寿和 (Ohno Toshikazu / 오노 토시카즈)をフォローする

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